金沢の布団職人が紹介する、洗えて清潔に保てるウォッシャブルウール肌ふとん

今日は前に投稿した、何種類もある、

春夏にぴったりのおふとんをひとつひとつ紹介したいと思います。

今日はウォッシャブルウール肌ふとんを紹介します。

 

ウォッシャブルウールとは何か?

ウールは洗濯などをすると、縮み、硬くなります(フェルト化)

羊毛は繊維の表面がウロコ状で独特のちぢれ(クリンプ)をもっており、

それが絡み合って縮みます。

縮みを防ぎ、風合いを保つために、クロイ・ハーコセット加工という

加工をしています。

 

・クロイ

縮む原因であるウロコ状の表面を処理します。

・ハーコセット

樹脂加工をして、ウールの風合いを安定させます。

 

この加工をすることにより、洗っても縮みにくい羊毛の、

おふとんになります。

 

また、ウールの表面はウロコ状となっており、側生地から毛が出やすい性質があります。

そのため、毛が出にくい生地が使われたり、加工が施されていますが、

それでも出てきてしまうことがあります。

ウォッシャブルウールはウロコ状の表面を処理しているので、

側生地から吹き出すのも防いでくれます。

 

ウォッシャブルウールのデメリット

ウールの繊維の形状(表面がウロコ状)は、保温性、吸湿・発散性、弾力性を

作り出す特徴があります。

ウォッシャブルウールはそのウロコ状の表面を処理するので、

このウールならではの性質を損なってしまいます。

なのでウォッシャブルウールは羊毛より多少、機能が劣ります。

 

洗えて清潔に保ち続けたい方にはこのおふとんをオススメします。

 

 

 

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