金沢の布団職人が紹介する、夏場でも湿っぽくなく、快適に眠れる羊毛肌布団
今日は前に投稿した、何種類もある、
春夏にぴったりのおふとんをひとつひとつ紹介したいと思います。
今日は羊毛肌ふとんを紹介します。
呼吸する繊維といわれているウール
ウールは繊維の表面がウロコ状で独特のちぢれ(クリンプ)をもっており、
この形状が、優れた保温性、吸湿・発散性、弾力性を作り出しています。
ウールは自分の体から出る水分を吸収し、空気中に放湿する機能があります。
このことから、ウールは呼吸する繊維と言われています。
吸った水分を空気中に放湿するので、夏場でも湿っぽくなりません。
また、ウールは湿気を与えると、自然に熱を出して温かくなる性質があります。
なので眠っている間に人の汗を湿気として吸収し温かくなります。
ウールが温かいのは、このような性質があるからです。
ウールのデメリット
ウールは洗濯などをすると、縮み、硬くなります(フェルト化)。
羊毛は繊維の表面がウロコ状で独特のちぢれ(クリンプ)をもっており、
それが絡み合って縮みます。
縮み、硬くなると寝心地が悪くなります。
また、ウールの表面はウロコ状となっており、側生地から毛が出やすい性質があります。
そのため、毛が出にくい生地が使われたり、加工が施されていますが、
それでも出てきてしまうことがあります。
カバー等で覆って使用してください。
羊毛のおふとんは独特な臭いがあります。
使用中でも湿気を吸収してそのままにしていると、
臭いが出るので日干しをして、乾燥させてください。
羊毛のおふとんはとても機能がいいおふとんです。
快適に眠ることができる羊毛のおふとんを紹介しました。
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